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クラウドに向かないシステム

 

 クラウド(Public IaaS)に向かないシステムはどのようなものか考えて見ました。
 
  1. DBなど膨大なI/Oを発生させるシステム
    これはクラウドの “仮想レイヤ”  “シェア” がパフォーマンス低下の要因になってします。
    この問題に対してIBMが買収したSoftLayer等のプロバイダは、ベアメタルサーバ(専有物理サーバ)が選択できるようになっています。
    http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1309/12/news02.html

  2. ミッションクリティカルなシステム 
    ダウンしては困るシステム。じゃ~自前でクラウドプロバイダ以上に堅牢な仕組みを構築・維持できるのか?という問題もありますが、OS以下がブラックボックスSLAだけ)では不安。理解しておきたい。分からないのであれば選択出来ない!というのは分るような気がします。
    また、メンテナンス時間などプロバイダの都合に合わせざるを得ないのもネックになりますね。

  3. 予算管理の強い組織のシステム
    特に官公庁など予算の影響が強い組織では従量課金は不都合が発生する場合があるでしょうね。また従量課金は、携帯電話の「パケ死」のように知らないうちに異常な通信かなんかが発生し膨大な請求が来るんじゃないか?的な心配を抱くユーザーもいるのではないでしょうか?

  4. 人が余っている組織のシステム
    言うまでもなく、配置換えや解雇も出来ずシステム運用要員が余っている組織では、自分たちでやったほうが良いでしょう。ただ、この理由でクラウドに移行できないのであれば、余った要員の転用について考えた方が良いとは思いますが。。。

    先日、AWSのインテグレーションを本筋にしている知人が「クラウドと余剰人材転身案とをセットで提案すれば必ず売れる」ってマジメな顔で言っていましたw

 

 

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