エンジニアの同一労働同一賃金はおかしい!
同一労働同一賃金とは、性別、雇用形態(正社員、契約社員、派遣社員など)、国籍などに関係なく、同一の職種に従事する労働者に対して同一の賃金を支払う賃金政策のことらしいのですが、
わたしは雇用形態によって賃金を変えるべきだと思います。
同一労働、つまり同じ付加価値を会社に提供しているのであれば、非正規雇用者に対して 会社はリスクを回避している分多く支払う必要があると思うのです。
わたしはITエンジニアの人材サービスに関わっておりますので、このモデルでの説明となりますが、顧客へ100の価値を提供し100の対価を得たとした場合、下図でいうと
正社員・・・「1,労働対価」のみを労働者へ分配、残り全ては会社。
契約社員・・「1,労働対価」「終身雇用リスク」「福利厚生」を労働者への分配、残りが会社。
フリーランスの場合は「5.労基法対応」分もエンジニア側となりますね。
☆→労働者取り分 ●→会社取り分
正社員 | 契約社員 | フリー | ||
1,労働対価 | 労働対価 | ☆ | ☆ | ☆ |
2.終身雇用リスク | 65歳定年までの雇用リスク | ● | ☆ | ☆ |
3.福利厚生 | 教育/支援制度/フォローアップ | ● | ●or☆ | ☆ |
4.法定福利 | 社会保険/労働保険 | ● | ● | ☆ |
5.労基法対応 | 有給付与/安全衛生/勤怠管理 | ● | ● | ☆ |
6.マーケティング・営業 | 市場調査/事業企画/顧客開拓/顧客との関係維持/案件開拓 | ● | ● | ● |
7.組織維持・管理 | オフィス/経理/財務会計/税務/訴訟リスク | ● | ● | ● |