【インフラエンジニアの将来】 クラウド時代にインフラエンジニアは不要?!
下図はMicrosoftがクラウド(SaaS/PaaS/IaaS)を図解したものです。これを見るとITインフラに関わるわたしは不安を禁じ得ません。
オンプレミスが当たり前だったこれまでは、図の通りミドルウェア以下すべてが我々インフラエンジニアの仕事だったわけですから。。。
あらためて見てみると、IaaSに限ってはミドルウェアとOSが残っているものの、SaaSとPaaSにあたっては全ての領域が“クラウ事業者”に侵食されているではありませんか(≧∇≦)
(出典)http://i.msdn.microsoft.com/dn636908.image01_02-02(ja-jp,MSDN.10).png
※ここでいう、インフラエンジニアとは企業のシステムインフラをインテグレーションするエンジニアのことです。また、ネットワークエンジニアやストレージエンジニアなども内包しインフラエンジニアとしています。
インフラエンジニア ぴ〜んち(≧∇≦)
この図をみて、同じように感じられた人も多いのではないでしょうか?
ただ、これはサーバに対してのみが表現された図ですし、これから数年でオンプレミスサーバがなくなるとは思えません。また、プライベートクラウドという存在もありますので、世にあるシステム全てがこの図にあてはまるわけではありません。
しかし、これから先はクラウドの影響で大きく変わっていくことも確かだと思います。
では、インフラエンジニアを取り巻く環境は今後どうなっていくのでしょうか?
何が消滅し、何が残るのでしょうか?
現在のインフラエンジニアの仕事を整理することで考えてみたいとおもいます。
扱うハードウェア・ソフトウェア
<ハードウェア>
サーバ
ストレージー
ネットワーク
セキュリティアプライアンス
端末(PC・タブレット・スマホ)
<ソフトウェア>
業務のためのソアプリケーションではなく、システムのためのソフトウェアが基本となるが、汎用的なメール・グループウェアなどのコミュニケーション系を扱うことも多くあります。
■OS系
OS/仮想化
■ミドルウェア系
認証/データベース/アプリケーションサーバ/グループウェア
■管理系
資産管理/配布/セキュリティ/バックアップ/冗長化
■情報系
メール/グループウェア/メッセンジャー/ファイルサーバ
上記製品に関連する顧客企業の変化(新規・更新/追加・変更/更改・移行/廃棄) に応じ、インフラエンジニアの仕事が発生します。
パブリッククラウドの性質を考えると、確実にハードウェア周辺はシュリンクしそうですね。ソフトウェアは無くなりませんがインストール作業など下流の仕事はシュリンクしていきそうです。
やはり、以前 【インフラエンジニアの将来】 キャリアアップするために に綴ったように「上流」そして「マルチ」を旗印にキャリアアップを考えるべきだと感じています。
2016.02.11 追記
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