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iSRF(ITスキル研究フォーラム)の提唱するクラウド人材とは?

  

近年、「クラウド人材」なる言葉をよく聞くようになりましたが、クラウドという言葉が先行し実際に何が出来れば良いのか?必要とされるスキルセットは何なのか?など、その実態について曖昧に感じるのは私だけではないと思います。

そんな頃、iSRF(ITスキル研究フォーラム)のクラウド人材 ワーキンググループが

クラウド人材とは(人材像の定義、スキル体系の構築)』

というテーマで行った活動(調査)結果なるものが公表されているのを見つけました。

 

ITスキル研究フォーラム(iSRF/アイサーフ) -- クラウド人材ワーキンググループ

 以下、調査の"キーメッセージ"です。

 

  • クラウド分野へは、ICT業界内の様々なフィールドから参入が相次いでおり、元のフィールドによって、「クラウドに出ることで新たに必要になるスキル領域」は異なってくる(と思われる)

  • 現状の人材は、クラウドへの適応が十分とは言えないが、顧客に近い立場から徐々に経験値があがってきている(と思われる)

  • クラウド人材には、従来オンプレミス型(所有型)ビジネスから、サービス型の提供形態に必要となる、運用保守フェーズに関するスキルや経験が求められる(と思われる)

  • さらには、これまで蓄積した製品やサービスの知識から、マルチベンダ、幅広い製品へのスキル拡大が必要(と思われる)

 

 

 みなさんは如何ですか?

冒頭にあげた実際に何が出来れば良いのか?必要とされるスキルセットは何なのか?について解りましたか??

 

何かふわーっとし、具体性に欠け、もやもやするのは僕だけではないと思います。(笑

 

何故なんだろう?と、考えてみたところ分かりました。

それは、クラウド人材を客観的に定義することは難しいということです。(^_-)-☆

確実に言えることは、利用形態が所有から利用に変わって来ていること。そしてH/Wやネットワークが抽象化された結果、いままで手の付けようがなかったあらゆる技術やビジネス領域(構築や運用にまで)に手が届くようになった。と、いうことです。

そして、手が届くようになったのですが、どこに手を伸ばすか?については、運用にも手を伸ばす!ネットワークに手を伸ばす!プリセールスにも手を伸ばすなどなど多様な選択があるのだと。

だから、このテーマはもやもやするのだと。。。

 

 最近、WEB系開発会社の方から、AWSのロゴ付きの名刺をいただくことが多くなりました。

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これなんか典型で、従来はインフラのことはよくわからないのでH/Wベンダーにお願いしてくださいとユーザーに言ってたのが、抽象化されたクラウドでは対応可能になってるぞ!と、いうことだと思います。

エンジニア個人でみても同じだと思います。 

*1

SDNの世界ではCiscoのH/WやOSのことを知らなくても良くなりますし、Public IaaSの世界ではNetAppのONTAPなど特殊なストレージの知識も必要ありませんね。

この現象を背景にフルスタックエンジニアなどの言葉も出てきたのではないでしょうか?

まー、幅広くやっていかなければならないことは間違いないようです。

 

 

 

  

ということで、宣伝になっちゃいますが、この課題に取り組むためにも
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*1: ※ここで言うエンジニアとはハードウェアやソフトウェアを調達(これからはクラウドプロバイダのサービスを調達)しユーザー企業のシステムインフラをインテグレーションするエンジニアのことです。